さて、前編は多摩サイ日野橋から柳沢峠までの区間でした。
後編は柳沢峠から輪行すべくJR塩山駅へと大菩薩ライン(国道411号)を下ります。
距離的には18km程度で、標高は1472mから400m程度まで一気に下りていきます。
こちら側の大菩薩ラインは東京寄りよりもさらに立派に整備されていて
素晴らしい景色とともに安全にダウンヒルを楽しむことができました。
当然のように富士山もバッチリですが、南アルプスを望みながら下る区間もあり
爽快過ぎて声が出ちゃいます(^^)
イマイチのアングルしか撮れない(^_^;)
人間の目の性能の素晴らしさを感じる。
ご自分の目で体験するべき!
峠から少し下った辺りは
この写真のように障害物もなく
良い感じに撮れる区間なのです。
しかし、ちょうど工事をしていて
片側交互通行なので止まれなかった(^_^;)
でも、一瞬だけ停止して撮っちゃた。
まぁ、とにかく走りやすいです。車線そのものに余裕があるし、舗装もほぼ平滑です。
車道外側線の外側も広いので、逆に上がって来る時も走りやすそうです。
激坂!ってほどの区間はないですが、ほぼ6%-8%くらいがメインなので速度に注意ですね。
とにかくキモチイイ!! 平日ということもありクルマ&オートバイが少ないせいもあり
貸し切り状態でこんな素晴らしい景色を見ながらダウンヒルしているわけです。
これから走る道が見える状態が多いので、逆に登ってくるのは精神的にツラいかも(笑)
写真を撮りたい場所ばかり次々と現れますが、停車するのがもったいないほどの爽快感。
ほんとに無料でいいの?って感じに整備されているのがわかると思います。
こんな山奥なのに登坂車線もあるし、観光有料道路的な感じですよ。
走っているとわかりにくいのですが、途中にはトンネルを利用したループ部分もあります。
この辺りで標高は1000mくらいかな?早くも富士山が周囲の山に隠れはじめました。
はるか上の方にさきほどの立派な登坂車線付きの橋も見えてます。
そして「大菩薩峠(標高1897m)」への分岐
ココから上がると国道20号線の
笹子トンネル手前まで抜けられます。
今回は行きませんよ(^_^;)
大菩薩峠との分岐を過ぎると
JR塩山駅まで残り8km程度
標高的にはまだ500m程度下ります。
甲府盆地と南アルプスが見えてきたー!
これまた絶景!!
こんなの味わっちゃうと薄暗く狭い林道なんか走れなくなりそう・・いや、それはそれで良いのですが。
この辺りからはコーナーが減ってきて直線的に下って行く感じになります。
気持よく速度が上がりますが、景色を楽しむために適度に速度を落として走る。
楽しい時間はあっと言う間・・・山梨らしく果樹園(写真のあたりは桃かな)が多くなります。
輪行する予定のJR塩山駅の交差点に到達、この辺にくると富士山は頭しか見えません。
塩山駅(北口)に着いちゃいましたよ・・・駅前は整備されていて広くて綺麗。
でも、人居ないしコンビニもありません(南口の方が栄えているようです)
さぁ、ここからは人生初の輪行となります。
予定している電車の時間まで45分ほどありますので少し駅前観光。
駅前には国指定重要文化財「甘草屋敷」と書かれた立派なお屋敷がありました。
旧高野家の屋敷で、江戸時代に薬用植物である甘草の栽培をして幕府に納めていた家であることから
「甘草屋敷」と呼ばれてたらしいです。
200年が経過している屋敷内部は生活道具や薬草に関する文書や道具類が展示してあるようです。
そこまで時間に余裕がない(輪行パッキングしないと!)ので中は見ませんでした。
自転車をバラす前に武田信玄の像の前で写真撮らないとね。
ここの信玄さんは甲冑を着ていないラフな格好で、軍配も持っていませんね。
なんてやってるうちに電車の時間まで30分ほど、輪行準備開始!
この日は結構暑くてこの辺りは27度とかあったようです、盆地だから結構暑いんですよね(^_^;)
なので日陰を求めて写真右に写っている立派な電話ボックスの裏側でパッキングしました。
輪行袋に自転車を入れて
諸々片付けるまでに15分少々
無事にホームに到着です。
特急ではなく各駅停車に乗るので
一番後ろドア付近にて待機。
やってきたのは中央本線の普通列車のメインとなる長野色の211系でした。
一番後ろの乗務員室付近にも2人掛けの座席があり、乗務員ドアもあるので自転車を立て掛けるのはNG
また、ドア両サイドにある2座席の他は対面式のボックスシートですので実質自転車は置けません。
この時はガラガラだったので2人掛けの席に座って前に抱える感じで乗せてもらいました。
自分のはタテ型の輪行袋なので平気でしたが、ヨコ型だと少し邪魔になるかもしれませんね。
まぁ、ガラガラならどうにでもなるでしょうけど。
ちなみに使っている輪行袋は
オーストリッチ L-100
エンド金具が必要ですが
電車内でのスペース専有面の少ない
タテ型の輪行袋です。
新幹線などでの使用も考慮。
この日は輪行テストも兼ねているので、最寄り駅ではなくあえて高尾駅で下車して輪行解除。
バラして収納するより、組み立てる方が楽。ですが、風が吹くなか輪行袋をキレイに畳むのが面倒(笑)
あとは走り慣れた浅川CRを20kmほどノンビリ走って帰ります。
多摩サイ日野橋から
柳沢峠までが80km
柳沢峠から塩山駅まで20km
あとは高尾から浅川CRです。
電車に乗っていたのは60kmくらい。
これを全て自走にすると距離はともかく走りにくい国道20号線を走る事になりますし
悪名高い笹子トンネルも通過する事になります(旧道で峠越え迂回も可能だが)
輪行を加えることにより無理のないサイクリングが楽しめるわけですね。
出来る限り自走したいとは思いますが、これからは輪行も加えて計画しようと思います。