裏和田を走る、和田峠(神奈川県側)開通。

都内屈指の斜度を誇り、坂好きにはたまらない峠として有名な「和田峠」
その和田峠は「陣馬街道(神奈川県道、東京都道521号線)」の中程にあり
神奈川県と東京都の境界でもあります。

そのうち神奈川県側の林道部分(裏和田)が2014年6月の大雨で崩れて閉鎖されていましたが
工事が終了して裏和田(和田林道)2015年12月8日に開通しました。

って事で、神奈川県の「藤野駅」側から上ってみました。
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路面の状態は最良で、表和田(東京都側)とは違って景色も楽しめます。
今回内容はともかく写真だけは多い記事になってます。

まずは浅川CRを使って終点の高尾駅手前まで、そこからは国道20号線(甲州街道)で大垂水峠を越え
JR中央本線「藤野駅」へ、そこから約10km先の「和田峠」を目指し県道522号、県道521号を走ります。
裏和田峠 2015.12.9_map

※地図は浅川サイクリングロード「水無瀬橋(陣馬街道)」を起点としています。
詳しい地図はコチラ→ ルートラボ「裏和田峠 周回」

この日は時間的余裕がなかったのですが、どうせなら富士山の展望が期待できる天候の日!
という事で写真を撮る時以外は休憩なし補給も羊羹1個を食べただけでした。
まぁ、峠があるとはいえ80km弱の距離ですので羊羹1個でも問題ないですが
ホントはもっとゆっくりしたかったコースでした。

浅川サイクリングロード 甲州街道 高尾付近
予想通り浅川CRからは富士山が見えました。まずは甲州街道で大垂水峠を上りますが日陰は寒い・・・
もう紅葉のピークは終わってますが部分的には楽しめる感じ。

大垂水峠,自転車,富士山 大垂水峠
八王子側からの「大垂水峠」は斜度がユルイのでサクッと上りやすい。
峠の石碑からは富士山がよく見えるのですが、そこに陣取るラーメン屋さんの柵とか看板で台無し・・・

相模湖
大垂水峠から相模湖側へと下る
コッチがわはセンターポールもあるし
速度抑制のボコボコ舗装もあって走りづらい。

相模湖駅を過ぎ藤野駅までの区間
トンネルは短いのが一つだけ。
ただ交通量が多く道も狭め、アップダウンもある
この辺の甲州街道は走りづらい。

甲州街道 藤野駅付近 甲州街道 藤野駅
藤野駅の手前に設置された気温計は8度ですが風が無いので走るには丁度良い感じ。
この温度計のある橋の下を流れるのが「沢井川」この川に沿って「和田峠」へ向かう感じです。
寄る必要は別にないけど「藤野駅」・・・コンビニ無いです。

藤野駅 トンネル 沢井隧道 藤野駅 トンネル 沢井隧道
まずはトンネル(沢井隧道)を通過します。
トンネル内は部分的に狭くすれ違いが出来ないのでクルマは交互に入ります。
長さはソコソコありますが信号などは無く、向こうからクルマが来てたら待つ感じです。
自転車に関しては、色分けされキャッツアイで仕切られた歩道(片側のみ)があるので
前後ライトを点灯し歩行者、対向車に十分に注意しつつ、歩道部分を通行しても良いと思います。
藤野駅 トンネル 沢井隧道
どちらかといえば暗いトンネルですが
路面は綺麗なのでクルマが来ていなければ
車道部分を普通に走って問題ないです。

クルマが来たら歩道部分に退避すればOK。
写真の印象より安全なトンネルです。
が、前後ライトは必須です!

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
トンネルの先は少し下りますが、あとは沢井川に沿ってユルユルと上って行きます。

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
キモチイイ道です、雰囲気は名栗辺りに少し似てますね。
右上の写真のT字路を「右折」します、藤野駅から走ってきて曲がるのはココだけ。
黄色い建物が目印
ここまでは県道522号線、ここから県道521号線になります。
「左折」すると山梨県方面、「甲武トンネル」で檜原村へ、また「鶴峠」で奥多摩湖方面へも行けます。

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
T字路を越えてからも小学校があったりして人の気配は感じます。
ただ道そのものは山深い峠に向かう感じの雰囲気にはなってきて斜度もあがってきます。

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
道路は狭くなったり広くなったりしながら上がっていきます、路線バスが走っているので道は良いです。
このバス停を左折すれば、通称「ラピュタ坂」と呼ばれる
平均斜度18%、最大斜度30%超という激坂を味わえるようです・・・行きません(笑)

裏和田 ロードバイク
この商店の自販機がラスト。

時間はお昼頃ですが

お店は閉まっている?

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
ラスト自販機を過ぎても道に添って集落は続き、ソコソコの斜度で上っていきます。
「林道 和田線」を示す標識がありましたが、その先にもまだ民家はあります。

裏和田 ロードバイク
民家が途切れて右に大きく回りこんだ先に

「和田林道(林道 和田線)」の入口ゲート

ここから先がずっと工事中で
閉鎖されていた区間になります。

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
ゲートまで来る間も斜度10%越えの区間もありましたが
ゲート通過すぐ12%の標識のある直線区間から始まります。
その後も13%程度に満たない感じの斜度の区間が普通に現れるようになります。

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
ただし、一気に上るような感じではなく「表和田」みたいに激坂!って区間は無いです。
空が開ける場所も多いし、木立の中ひたすらに坂を登り続ける「表和田」とは全く別ですね。
ユルイ区間もあるし15%越えとかの激坂区間は無いです。

裏和田 ロードバイク P3002059-300
峠ではお約束とも言える、これから上るべきつづら折りの道が見える場所もちゃんとあります(笑)
裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
下から見えたつづら折り区間には斜度13%の道路標識もありましたが
明るく暖かい日差しのあるキモチイイ区間でもありそれほどキツく感じなかったです。

そこをしばらく登っていくと・・・
裏和田 ロードバイク
特に名称はなかったけど
富士山が展望出来るスペースがあります。

思わず声が出てしまう美しさ。
インナーローのままの恥ずかしい姿で
自転車の写真を撮ってしまうほど(笑)
※通常撮影時には見栄えを考慮しインナーはともかくシフトアップくらいはします(笑)

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
ここから和田峠までは500mほどなので時間が無い時など「表和田」からあがって
展望のない和田峠を通り越してココまで下りてきて休憩、再び「表和田」で戻るのもアリですね。

裏和田 ロードバイク 鍋割れの滝
展望スペースのすぐ上
この下「甲州裏街道の石垣」
「鍋こわしの滝」との案内アリ。
鍋が壊れるほどの水流なのかな?

ちょっと興味あるけど未舗装の小道で
崖下に下りないと行けないようです。

裏和田 ロードバイク 裏和田 ロードバイク
崩れていた区間ですね、アスファルトの崖側が綺麗になっています。
この辺りから和田峠までは500mを切っていますのでスパート!という気持になりますが・・・
富士山展望で体が冷えてしまったせいもあるけど、斜度13%程度が続くので結構キツイかった(笑)

裏和田 ロードバイク
左に大きく回りこむカーブを過ぎると
見覚えのある風景が見えてきました。

和田峠の神奈川側ゲートです。
つまりゴール!
ここでやっとゴールスプリント(笑)

裏和田峠 ロードバイク
表から上ったのと同じ写真だけど
裏から上った写真なんです。

表からは数回上ってますが
裏からは初めて上りました。

和田峠 峠の茶屋 バイクラック 裏和田 ロードバイク
バイクラックのある「峠の茶屋」で神奈川側の開いたゲートを見つつ5分ほど休憩。
寒くてもお約束のコーラ(参考:500mmペットボトル200円)を買ったが半分しか飲めなかった。
暖かいおでんでも食べたいけど時間が無い・・・
残ったコーラをケージにつけて表和田を下ります。

表和田 ロードバイク 表和田 ロードバイク
あとは坂を下るだけの簡単なお仕事です・・・が、表側は木立の中を走るので寒い!
路面は良いけど激坂だから気も使うんだよね、平日は登山者もクルマも少ないからまだ良いけど。

和田峠(521号線 陣馬街道)の交通量(土日祝)に関してですが、神奈川側が通行止め期間中は登山客やトレイルランなど人は結構多いもののクルマ&オートバイは少なめでした。
しかし、東京⇔神奈川と抜けられるようになったのでクルマ&オートバイの通行が増えるのは間違いないでしょう。
ドライブ&ツーリングとして通行するほか、中央高速の混雑時には国道20号線の大垂水峠と並んで、迂回路や抜け道として利用される事も多いです。
国道20号線とは違い大型車は通行禁止ですが、一方通行では無いので狭い区間では、クルマ同士のすれ違いが出来ないので譲りあってクルマが停車している場合があります。
特に激坂でブラインドコーナーの多い東京都側は上りも下りも注意が必要となります。
東京側、神奈川側も舗装の状態は良好です(裏ヤビツの10倍良い)が、下りはブレーキ系の加熱トラブルに配慮しつつ出来るだけ減速ですね。

表和田 ロードバイク 表和田 ロードバイク
表和田 ロードバイク
陣馬亭前のバス停まで下れば
あとは程よい斜度の陣馬街道で
浅川CRの水無瀬橋まで走るだけ。

時間が無くなってきたので
夕やけこやけトイレ休憩も無し
家までの約30kmを信号以外ノンストップ

サイコン_2015-12-9_79.31km
なんとか時間に間に合った。

この日の走行距離は79.31km

やっと開通した裏和田はとても魅力的なコースでした。
「登坂を楽しむ表和田」「峠道を楽しむ裏和田」って感じですね。

今回は裏和田から上がって周回しましたが、八王子側(表和田)から神奈川、山梨方面に抜けられるようになった事。コレが凄く便利で、上手く利用すれば魅力的なコース設定が出来ます。
ただ、これからの寒い季節は路面凍結に注意が必要だし、雪が一度積もると春まで溶けない区間もありそうですね。

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