荒川CRを上って、のぼうの城へ(前編)

朝晩には、涼しさを感じるようになった9月最初の木曜日、久しぶりに荒川サイクリングロードを走りました。

秋ヶ瀬公園近くの羽根倉橋から荒サイ入り、目的地は埼玉県「行田市」

入間大橋から上流の荒サイは自分にとっては初走行。

なので「factoryKUMA」のmakolinさん(FELT Z95乗り)に先導していただきます。

ちなみに今回は長めなので記事が「前編」「後編」にわかれます。

荒川CR 御成橋(おなりはし)川幅日本一
その行程には「川幅日本一」の場所や
映画化もされた「のぼうの城」の舞台
忍城(おしじょう)、その忍城を水攻めすべく
石田三成が作った石田堤の史跡もあります。

さらに個人的にどうしても行きたかった
「オートレストラン鉄剣タロー」があります。

その「鉄剣タロー」になぜ行きたかったか、そこが何だというのか?は後ほど・・・

今回のルート図

荒川サイクリング 荒川サイクリング
雲が厚いけど降水確率は低く、太陽が見えないので涼しく、風も穏やかで走るには最適でした。

本来、風景的には晴れていた方が良いのですが、
荒川CRは土手の内側を走る事が多く、川さえ見えませんので風景的にはイマイチ・・・
なのでサイクリング的には涼しい方が絶対にイイのです。

なお、今回は先導しているmakolinさんが写っている写真が多いです(笑)

通常は後ろに付いて走らせて頂いてますが、写真を撮るために減速、停止・・そして再び加速して追いつく。
ですから、makolinさんには走行速度は低めでお願いしました(笑)

荒川サイクリング 榎本牧場 荒川サイクリング 川岸屋
荒サイを走る人にはお馴染みの「榎本牧場」そして「川岸屋」・・・ですが

この日の出発は朝8時前なので、まだ開いていません。アイスは帰路に食べられるかな?

荒川サイクリング
まぁ、とにかく荒サイは平坦です。

下流域と違ってコースに変化はありますが

風景的には次第にマンネリ気味になります(笑)

1人だとちょっと退屈ですし

ちょっと不安になっちゃうかも(笑)

荒川サイクリング 荒川サイクリング
ずっと左岸を走っていましたが、軽飛行機専用の飛行場「ホンダエアポート」で休憩すべく
小さな橋を渡って右岸へ渡ります、久しぶりに荒川を見ました(笑)
土手と土手の間(川幅)は広いけど、水の流れる川そのものは決して広くないです。

荒川サイクリング ホンダエアポート
荒サイを走る人のブログで良くみる光景

ココには初めて来ました。

自動販売機とベンチがあるので休憩しやすい。

ここは青空が欲しかったなぁ。

荒川サイクリング 太郎右衛門橋
休憩後、上流側の「太郎右衛門橋」を渡り

再び左岸へと戻ります。

たまに水滴がポツッと来ますが

ほんの数滴程度で雨ってほどのものじゃない。

荒川サイクリング 旧(熊谷)陸軍飛行学校桶川分校場跡
橋を渡ると「旧陸軍熊谷飛行学校桶川分教場(桶川飛行学校)」がありました。

ここでは当時特別攻撃隊の訓練も行われており、
訓練終了後に先ほどの現ホンダエアポートの滑走路から鹿児島の知覧基地へ向かったそうです。

現在は守衛所、車庫、営庭、本部兵舎、弾薬庫などが残っています、土日には内部も公開されているようです。

荒川サイクリング 荒川サイクリング
雑草が伸び放題の道を抜けたりしつつ走り続け、日本一の川幅を示す標柱のある「御成橋」が見えてきました。
確かに広々としていますが・・・川は見えません。

荒サイ 川幅日本一 御成橋 荒川CR 御成橋(おなりはし)川幅日本一
川幅日本一 御成橋
「川幅日本一」というと「水が流れる幅」をイメージしてしまいますが、堤防と堤防の間の距離のことを「川幅」と言うらしい。

荒川の最大計画水位になった時の幅って事らしく、先程から走っている道(住居、田んぼ、神社、滑走路)も水没する可能性があるって事なんですね。

川幅日本一 御成橋
御成橋を渡ってみます。

川幅日本一の辺りでも実際の川はこの程度なので、雄大な川の流れをイメージすると・・・

横に伸びた堤防に接続するため、橋の長さも804.8mしかありません。

ちなみに一般国道で河川に掛かる橋で一番長いのは、同じ荒川にかかる「上江橋(かみごうはし)」です。
入間川との合流付近にある国道16号線の橋で1609.9mあります。
下流側からくると踏切を越えた後にある橋ですね。なのでココに来るまでに下をくぐっているんです(笑)

荒川CR 糠田橋(ぬかたばし)
糠田橋(ぬかたばし)で左岸側に戻りました。

ここで荒サイを離れ、鴻巣市を通り行田市へ向かいます。

出発地点の羽根倉橋からココまでの走行距離は40km弱。

予想以上に近かったですね。

埼玉県 さきたま緑道
久しぶりの街中を走り、北鴻巣駅方面へ

そこからは「さきたま緑道」という自歩道を走ります。

ちなみにmakolinさんは、この辺りに土地勘があるので後ろから付いていくだけという楽々サイクリングをさせて頂いております(笑)

さきたま緑道 さきたま緑道
さきたま緑道沿いには50個?の彫刻が置かれています。
こういう芸術に対する感受性が無いので「シュールだなぁ・・」という感想しか出て参りません(汗)

石田堤史跡公園 石田堤史跡公園
さきたま緑道を途中で離れ「石田堤史跡公園」へ到着。
上越新幹線で分断されているのですが、モノが堤ですので分断されて断面になるので見やすくなっています。

関係ないけど新幹線でこの上を通れば、現在は新潟(上越新幹線)と長野(長野新幹線)へ行けますが
2015年3月からは金沢(長野新幹線改め北陸新幹線)へも行けるようになるんですよねぇ。
金沢まで開通したら行きたいなぁ、新幹線E7系のグランクラスで・・・

石田堤史跡公園
石田堤史跡公園にある図で現在位置と石田三成が陣を構えた「さきたま古墳群」にある「丸山墓古墳」そして「忍城」などの位置関係を確認出来ます。

実際には映画のようには、それぞれが近くありませんね。

このエリア全域を水浸しにしたっていうのが信じられませんよね。

行田市 国道17号バイパス 自転車
行田市に入ります、いよいよ「オートレストラン鉄剣タロー」へと向かいます。

「鉄剣タロー」のある国道17号バイパスは、自転車通行禁止でした。
橋などは仕方ないとしても、平地部分まで禁止とは何を考えているのやら・・・
交差点のたびに歩道橋を渡れと?誰が決めたか知らないけれど再考を願います。

右の写真に写っている黄色い看板の建物は「月曜から夜ふかし」というTV番組で取り上げられ
世界一クレーンゲーム(UFOキャッチャー)の台数が多い店として、
ギネス世界記録に認定されている「エブリデイ行田店」
UFOキャッチャーが307台もあるそうです。

で、歩道を走ること数百メートル
オートレストラン鉄剣タローオートレストラン鉄剣タロー
「オートレストラン鉄剣タロー」に到着!
平静を装っていましたが、内心テンション上がりまくりでした(笑)

オートレストラン鉄剣タロー
この雰囲気、まるで廃墟のようですが

しっかりと営業中でゴザイマス。

ココに来たかった理由は・・・

レトロな自動販売機の存在!
オートレストラン鉄剣タロー ハンバーガー オートレストラン鉄剣タロー
ハンバーガー、トースト、そば、うどん。日本広しといえども、ほとんど残っていません。
昔は高速道路のPAやSAに良くあって美味しいわけじゃないけど何だか無性に食べたくなる存在だったのです。
免許を取り立ての頃、夜中に高速に乗ってコレだけ食べて帰るとか良くやってました(笑)
オートレストラン鉄剣タロー オートレストラン鉄剣タロー
このハンバーガーの自動販売機、昔は「グーテンバーガー」という商品名が主でした。
冷凍品を急速に暖めるのでバンズは水分でシワシワ、中のハンバーグも薄っぺらいものでした(笑)
熱せられたピクルスが微妙な味だったのも思い出されます

今は商品も改良され以前より美味しくなっているそうですが、さっそく食べてみます。

はい、ココで注目していただきたいのは「右上の写真」加熱中の赤ランプとともにカウントダウンしている表示
この「ニキシー管」による表示が生きているのは日本でココだけ!

つまり世界唯一の自動販売機なのです、いやぁ感慨深い。

オートレストラン鉄剣タロー オートレストラン鉄剣タロー
60秒のカウントダウンを楽しんでいると「ぴんぽん」という音と共に
「がこっ」と下の取り出し口に箱が出てきます。
紙箱はかなりの熱をもっています、これは昔も同じでした。

本当は動画も撮ろうと思っていたけどすっかり忘れてた(笑)

オートレストラン鉄剣タロー
お味の方は確かに美味しくなっている気がします。

ハンバーグは某ファストフード店よりボリュームがある。

まぁ、美味しいかと言われれば・・・

「それなりに」って感想ですけどね(笑)

オートレストラン鉄剣タロー
この「オートレストラン鉄剣タロー」

もっと紹介したいので

別の記事として「ボソッと投稿」にUPします。

行田市「鉄剣タロー」のレトロ自販機

前編はココで終了、久しぶりに長い記事を書きました(汗)

後編に続きます。
「さきたま古墳群」「忍城」「古代蓮の里」
グルメとしては「行田ふらい」「ゼリーフライ」などが登場します。

makolinさんもブログで今回のサイクリング前後編ともに公開済みなので
別角度の写真や記事内容が楽しめます。「factoryKUMA

続きは「荒川CRを上って、のぼうの城へ(後編)」

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コメント 4件
荒川CRを上って、のぼうの城へ(前編)

  1. too のコメント:

    こんにちわ。
    ニキシー管のハンバーガー自販機は利根CR近くのオートパーラーシオヤにもありました。
    こちらもレトロ自販機のお店です。

    • baoh のコメント:

      > tooさん、コメントどうもです。
      成田のオートパーラーシオヤさんも有名ですよね。
      ただオートパーラーシオヤのハンバーガー自販機はニキシー管では無いようですよ。

  2. makolin のコメント:

    お疲れ様でした。

    baohさんの並々ならない自動販売機への情熱に驚きました(笑)
    鉄剣タロー特別編が楽しみです。
    デジタル表示のはニキシー管と言うんですね!勉強になります。

    紅葉の季節はあのまま秩父まで行ってみるのも良いですね。
    もちろん途中は秩父鉄道乗り入れで^^

    • baoh のコメント:

      > makolinさん、どうもです。
      ニキシー管は今は世界中どこにも製造している所はないので壊れたら終わりなんです。
      まぁ、過去の技術ですから仕方有りませんけどね。

      あのまま秩父まで行くとなると帰りが夜になっちゃいますね・・
      出発地点を秩父にすれば解決です(笑)
      車載で考えると一気に範囲が広がりますね、またサイクリング行きましょう。

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