荒川CRを上って、のぼうの城へ(後編)

久しぶりの100km越えとなったサイクリング

秋ヶ瀬公園近くの羽根倉橋から荒川サイクリングロードに入り、目的地は埼玉県「行田市」

前編「荒川CRを上って、のぼうの城へ(前編)」はレトロな佇まいと

レトロな自動販売機のある「オートレストラン鉄剣タロー」までの記事でした。

行田市 さきたま古墳群
後編は「埼玉県」の県名の由来といわれる
行田市「さきたま古墳群」からです。

9つある古墳の一つ「稲荷山古墳」からは
国宝「金錯銘鉄剣」が出土しています。

埼玉県だけではなく
「鉄剣タロー」の名前もココが由来ですね。

時間はお昼を回った頃、昼食は行田市のB級グルメ「ゼリーフライ」の予定です。

さきたま古墳群
なぜ埼玉県名の発祥が行田市なのか?

「埼玉県名発祥の碑」の

説明プレートを読んで下さい(笑)

さきたま古墳群 石田三成の陣 さきたま古墳群 石田三成の陣
古墳とか古代の事はワカリマセン・・・
ただし「さきたま古墳群」の古墳の一つ「丸墓山古墳」は石田三成が「忍城」を水攻めする際に
陣地を構えたと伝えられています、そうなれば見ないわけにはいきません。

ちなみに、自分としては石田三成はキライな武将の一人です、実際の人柄はわからないけどね。
三成は忍城の水攻めは失敗に終わっているわけですから戦に関してはソコまでの器だったと・・・
まぁ、お陰で「忍城」が「忍の浮き城」として歴史的に名前を残す事になったわけですが。

さきたま古墳群 石田三成の陣 丸墓山古墳
近くで見るよりも、
ちょっと離れた方が形状がわかりやすい。

あの上から水浸しの忍城周辺を見ていたんだと思う。

かなり低い・・

昔は何も無いからアレでも見通しはきいたんだろうね。

古代蓮の里 古代蓮の里
次に向かったのは「古代蓮の里」立派な展望タワーがあって驚く。
古代蓮っていうのは1971年工事中に見つかったハスの種が、自然に発芽したものらしく
1400年前から3000年前の種だと言われているらしい。
右上の写真、花のシーズンは終わっていましたが
某コラ写真と同じ「種子のアレ」を実際に見てトリハダ出まくりでした、今でも思い出すとゾワゾワする(汗)

ココにきた目的は「田んぼアート」違う種類の苗を植えることにより、
上から田んぼを見ると一枚の絵になっているというヤツです。

古代蓮の里 田んぼアート
が、今回展望タワーには登りません、

あえて地上から見るという行動。

ちょっとだけ高いトコから撮影。

なんだかワカリマセンね(笑)

行田市、田んぼアート
写真は「行田市ホームページ」より。

上から見るとこんな感じ、お見事です!

自分が撮ったのは右端ですね。

「のぼうの城」の歴史と利根の自然を満喫するルート
次は「忍城址」へ向かいます。

偶然発見したコースですが、
「古代蓮の里」と「さきたま古墳」の間には
綺麗に舗装された自歩道がありました。
草ボウボウですけどね(笑)

後で調べたら「ぐるっと埼玉 サイクルネットワーク構想」の
「東部・利根地域(自転車みどころスポットを巡るルート100MAP)」に選定され整備された道のようで、
他にも色々とサイクリングコースが設定され整備が進んでいるようです。
詳しくは「埼玉県のホームページ」で!コース図も用意してあって埼玉県の自転車振興は力入ってます。

水城公園 行田市水城公園
「忍城」の手前にある「水城公園」です、釣りもOKのようで結構釣りを楽しんでいる人がいました。
街中でのんびりとした釣り(リール使用は禁止)が楽しめるのは良いですね。

この「水城公園」は天然の堀とも言える沼地に点在した沼の名残りで、写真は最も大きな「しのぶ池」です。

埼玉県行田市「忍城址」のぼうの城 埼玉県行田市「忍城址」のぼうの城
「忍城址」に到着です、現在は「行田市郷土博物館」として整備されていて
写真は博物館の一部として復元された江戸時代の「御三階櫓」
残念ながら鉄筋コンクリートの模擬櫓です。
ただし当時の櫓資料がほとんど無く、位置も含め規模なども不明のようです。

「忍城」は沼地に囲まれた平城で、広大な城ではあったものの、天守はありませんでした。

模擬櫓なので歴史的な観点からはアレですが、
外観は丁寧に作られているので「城跡の景観」としてはイイですね。
この日は「行田市郷土博物館」は休館日・・・でした。

お腹が減りました、昼食の時間です。

行田市 かねつき堂
忍城址のすぐ近くの「かねつき堂」
makolinさんオススメの店。

ここでは行田市の郷土B級グルメ
「ゼリーフライ」と「ふらい」が食べられます。

店構えの雰囲気イイです。

行田 かねつき堂 店内 行田 かねつき堂 メニュー
店内はいかにもな雰囲気で、ちょうど他にお客さんが居なかったので店内の写真も撮れました。
続々とお客さんがきましたが、持ち帰りのお客さんも多かったです、地元の人が家で食べるんですね。
観光用に作られたB級グルメではなく、本当に地元に根づいたB級グルメがイイですよね。

行田 かねつき堂 店内
かき氷の種類が豊富でした。

この日は特に暑くなかったので

腹冷え対策で食べられませんでしたが。

行田 かねつき堂 フライ 行田 かねつき堂 フライ焼きそば卵入り
ノンアルコールビールで乾杯しているとmakolinさんの注文した「ふらい焼きそば卵入り(600円)」が到着。
素の「ふらい」は生地に野菜や肉を入れ薄く焼きあげたもので、卵と焼きそばはトッピングです。
注文時にソース味か醤油味を選べます、makolinさんが注文したのは醤油味。

少し頂きます!広島風お好み焼きからキャベツを外した感じ(個人の感想です)、普通に美味しいです(^^)

行田 かねつき堂 「ゼリーフライ」 行田 かねつき堂 「ゼリーフライ」
次に自分とmakolinさんが注文した「ゼリーフライ(2個200円)」が届きました、2個で一人前になります。
ゼリーフライは、おからやジャガイモを丸め衣を付けずに揚げたもので、ソース味のみ。
名前の由来は諸説あるようですが、形状が(小判のよう)銭型なので、銭フライ>ゼリーフライ。

お味は衣のないポテトコロッケ的(個人の感想です)、密度のあるずっしりとした食感です。
おからの味は薄いかな?でもずっしりと感じるのはおからの力だと思います。
ご飯のおかずではなく、おやつに適していますね、こちらも普通に美味しいです(^^)

行田 かねつき堂 店内
お座敷で食べていたので
ゆっくりと寛ぎました。

もちろんイス席もあったし
外にもベンチ席などがありました。

暑ければ食後にカキ氷を食べたかった。

秩父鉄道 行田市駅 行田 足袋とくらしの博物館
食後は行田の街中をポタリング、秩父鉄道の「行田市駅」や「足袋とくらしの博物館」などをのんびりと廻る。
行田市は足袋(たび)の生産で有名で、以前は国内生産の8割を占めていたそうです。

ココらへんで走行距離は60km程度になっていました。
さ、暗くなる前に帰らないと。

荒川サイクリング 荒川サイクリング
帰り道は、分岐などが無いルート的に簡単なところは前を走りました。
青空も少しだけ見えたり、予報では帰路は向かい風のはずでしたが、風もなくとても快適に走れました。

で、しばらく走って往路で休憩した「ホンダエアポート」を対岸に見た後に・・・

荒川サイクリング パンク
makolinさんの後輪パンクです。

路地や分岐が多い所だったので
自分が後ろを走っていたのですが
アレ?少し凹んでる?と思って声をかけ停止。

タイヤにはキズが無いのにチューブには4mmほどの裂け

車道や止まりにくい場所じゃなくて良かったです。

荒川 榎本牧場 荒川 榎本牧場
朝はやっていなかったのでスルーした「榎本牧場」で休憩します、夕方でしたが結構な賑わいでした。
ここで最後の補給にアイス(ラムレーズン)を食べる、子供も食べられるのでノンアルコール。

実は、パンク修理の際makolinさんのスペアチューブがバルブ故障で使えなかったので、
自分のスペアチューブをプレゼント(笑)そのお返しにとアイスをご馳走になりました。
サドルバックに入れっぱなしのスペアチューブもたまには点検しないとダメなんですね。

荒川サイクリング2014.9 サイコン108.57km
出発地点の「羽根倉橋」に到着
駐車場へ移動して、自転車を車載。

今日の走行距離は108.57kmでした。

車載しないと、荒川CRまでの往復60kmがプラスされるので、時間的に観光サイクリングはキツイ。
暗闇のサイクリングロードは危険だからね・・

涼しかったし平地メインだし、平日なのでガラガラだったし、風もなく快適なサイクリングでした。
なにより道順を全てmakolinさんにおまかせできた事で、疲れを感じずに終始楽しめました。
速度も控え案内していただき、ありがとうございました!
時間さえ許すならば、まだまだ走れそうな感じでした(笑)

今回のルート図

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コメント 4件
荒川CRを上って、のぼうの城へ(後編)

  1. makolin のコメント:

    こんばんは~

    城って良いですよね。
    特に東京からサイクリングで行ける所は城跡ばかりで城の形をしている物って少ないですよね。
    例えコンクリート作りの郷土資料館だとしても、あの櫓から三成率いる丸墓山古墳を睨んでいたんだ?等妄想で来て楽しいです。
    (琵琶湖に行って彦根城サイクリングしたいですね^^)

    パンクのトラブルは本当にお世話になりました。
    帰ってからチューブを調べたら最初のパンクは完全なリム打ちでした。
    スネークバイトが空いていました。
    やはり、さきたま緑道の石畳で徐々にエアー抜けていったのでしょうかね?
    パヴェを越えたら空気圧を手で触ってでも確かめなかった事に反省です。

    で、2本目のチューブは以前パンクした奴にパッチを充てた所からエアーが抜けていました。
    バルブは大丈夫だったようです
    やはり新品を持ち歩かなくてはダメですね。

    と長距離を走ると野外トラブル対応の難しさを感じました。良い経験です。
    復路で屋外だと、やはり部屋の中で整備しているのとは判断力が違いますね。

    • baoh のコメント:

      > mokolinさん。
      関東にも城跡は沢山あるんですが、
      天守が残って(再建含む)いる城跡は、なかなか無いですよね。
      日帰りで自走可能なのは小田原城址くらいかなぁ。
      松本城は輪行、車載でなら楽しめる距離ですね。

      ビワイチ(琵琶湖一周)を含めあの辺りの城めぐりサイクリングなんて夢ですね。
      現存天守の彦根城に犬山城、他にも再建ですが沢山ありますからね。

  2. とり のコメント:

    のぼうの城は小説も読んで映画も見たので興味深いレポートでした。
    酒巻など作品の登場人物の地名なども残っているようですね。
    一度、行きたいなぁと思いながら自走だと遠いのでまだ実現できていません。
    けど榎本牧場なら自走で往復可能なので行ってみようかと思います。

    「オートレストラン鉄剣タロー」のボソッと投稿、かなり楽しみにしてます(笑)

    • baoh のコメント:

      > とりさん、コメントどうもです。
      自分は小説は読んでいないのですが、映画は見ました。
      もちろん脚色はされているのですが、映像として頭に浮かぶので、より楽しめました。
      地名も残っていますし、登場する門や寺院なども石碑などで示されていて1日かけて回るのもイイなぁと思わせる街でした。
      とりさんもツール・ド・日本海の際に榎本牧場の対岸を走っているんですよね。
      「鉄剣タロー」は絶対に行きたい場所だったので写真をメインにUPしようと思っています。

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