Newスプロケット導入 11-28T

ホイールとリアディレイラーを新調したので

なんとなくギア比を見なおすことにしてみました。

で、結果としてNewスプロケットを導入しました。

CS-HG51-8(SHIMANO ALIVIO)11-28T
CS-HG51-8(SHIMANO ALIVIO)
11-13-15-17-19-21-24-28T

今回は珍しく実店舗購入です。

実物で確認したい事があったので
実店舗に見に行ったら値段同じ位だったので。
これまた1700円ちょい(安い!)

まず、当サイトをご覧の方には自転車イジリ初心者の方が多く、
ギアの数字(歯数)について、これまで何度かメールで質問を受けたので簡略的に書いておきます。

数字は歯数を表しています、試しに数えて見て下さい(面倒ですけど)
例えば28Tだと28個の歯が並んでいます。

リアのギアは数字が大きいほど軽くなります。
フロントのギアは数字が大きいほど重くなります。

リアはホイールに近いほうが数字の大きなギア(シフト表示は1速)です。
フロントは逆にホイールに近いほうが数字の小さなギア(シフト表示は1速)です。

坂道を軽く登りたければフロントを小さく、リアを大きくすれば良いわけです。(ペダルは軽くなる)
スピードを出したければフロントを大きく、リアを小さくすれば良いわけです。(ペダルは重くなる)

ちなみに「T」は「Teeth」の略、そのものずばり「歯」ですね。
で、発音なのですが「ティー」と読めば間違い有りませんが、
日本語では「ちょう」とも発音されます、これは「T(ティ)」を漢字の「丁(てい)」と置き換えたのが元だと言われています。
自転車さんは「ちょう」と発音する人が多いですよね、表示するときも28丁って書いてある場合もあります。

さて、本題。

いままで使っていた2つのスプロケット

平地メインのサイクリングで使っている12-25Tはとても気に入っています。

シマノ CS-HG50-8
 12-13-15-17-19-21-23-25T

シマノ CS-HG41-8
 11-13-15-18-21-24-28-32T

12-25T の事(個人の感想です。)

サイクリングコース等で多用するのは赤色の歯数
ギアで言えば7速-6速-5速-4速-3速
12-13-15-17-19-21-23-25T
この辺りが2T刻みなので加速するにも減速するにも違和感がないのです。
信号停止からの発進加速でもトップの12Tまで繋がりがスムーズで「気持ちイイ」のです。

ただ激坂有りのコースだとローギア25Tではプレトレの重い車体を引き上げるには役不足になる。
それと初めて走るコースで登場する予想外の急坂への対応にちょっと困る。
例えば、旅サイクリングだとローギア25Tではちょっと不安かなぁ。

11-32T の事(個人の感想です。)

で、そんな時は11-32Tの出番なんだけど・・・
ローギアの32Tは激坂では活躍するんですが、
普段は32Tなんて軽すぎて使う機会が無いんですよ、全く進みませんから(笑)

一番悩ましいのはサイクリングロード等を走る際に多用したい赤色の部分
ギアで言えば7速-6速-5速-4速
11-13-15-18-21-24-28-32T
ここで3速-4速-5速-6速がそれぞれ3Tづつ離れてるんですよね。
シフトアップすると重く感じ、シフトダウンすると軽く感じちゃうので「気持ちヨクナイ」のです。

どうって事無いようですが、長距離走ると疲れ方が違うんですよ。
特に疲れが出てくる後半にはイラッとくる事さえあるんです(笑)

フロントのギアと組み合わせれば良いんだけど
いつもギア比考えながら走るのは面倒だし、シフトミスするし(笑)

最新のシマノのMTB用電動コンポM9050系(XTR Di2)はこういう面倒な事を自動でやってくれるんだよね。
もちろんレースで使うためであってサイクリングロードを楽に走るのが目的じゃないでしょうけど(笑)

ディレイラーを電動で動かすだけじゃなく、
リアのシフト操作をすると最適なギア比をコンピューターが判断して、
フロントギアも適切な位置に自動シフトしてくれる「シンクロシフト」凄いよね、セミオートマだもの。

一定のギア比を常に算出してリアとフロントを合わせてくれるので、
ケイデンス一定でずっと走り続ける事が出来る。

っていうんだから乗ってみたいものです。
でもね、XTR Di2コンポ一式で15万くらいでしょ?買えませんよ(笑)
それでもロード系の電動デュラエース9070系の20万越えより安いか・・・
参考ページ cyclowired.jpシマノ2014-15新製品情報 XTR Di2

ま、そんな高嶺の花過ぎる高級コンポの話は置いといて(笑)

庶民の味方、8速のスプロケットを選びます。

8速だから選択肢は限られちゃうんだけど、ロード系のクラリスとMTB系のアリビオから選びます。

クラリスは旧SORA→2300系の後継グレード。
今やロードにも7速のターニーコンポがありますのでロード用としては下から2番目のグレードです。
アリビオは8速も9速も存在しますが、現状8速としては上位グレードです。

CS-HG50-8(SHIMANO CLARIS)
 12-13-14-15-16-17-19-21T
 12-13-14-15-17-19-21-23T
 13-14-15-16-17-19-21-23T
 12-13-15-17-19-21-23-25T
 13-14-15-17-19-21-23-26T
CS-HG50-8 SPL(SHIMANO CLARIS)
 11-13-15-17-19-21-24-28T
 11-13-15-17-20-23-26-30T
 11-13-15-18-21-24-28-32T

CS-HG51-8(SHIMANO ALIVIO)
 11-13-15-17-19-21-24-28T
 11-13-15-17-20-23-26-30T
 11-13-15-18-21-24-28-32T

シマノさん、結構な歯数を用意してくれています、しかも安いんですよ。
で、トップ側はクロスレシオでありながら、大きめのローギアをもつ11-28Tにしてみました。
CS-HG50-8 SPL、CS-HG51-8と型番は違うのですがギア構成は同じです。
違いはよくわからない(汗)けど、今回は新しくて安いMTB系のCS-HG51-8 ALIVIOにしました。

これで3種類のスプロケットを保有する事になりました。
8速 スプロケット

ご覧の様に同じ8速なのに大きさが結構違いますね。
それだけ乗った感じが変化します、ギア比を侮ってはいけません・・たとえ8速とはいえ(笑)
まぁ、10速や11速なら更に悩みが減るのですが・・・

CS-HG50-8(左)
 12-13-15-17-19-21-23-25T(平地オンリー)

CS-HG51-8(中)
 11-13-15-17-19-21-24-28T(平地メインだけどちょっとした坂もイケる)

CS-HG41-8(右)
 11-13-15-18-21-24-28-32T(激坂有コース)

コマ数の関係からチェーンも3種類になりました。

購入したのはシマノにもOEM供給している(らしい)KMCのチェーンです。
KMC 7&8速用チェーン Z7 シルバー
KMC 7&8速用チェーン Z7 シルバー

現在11-32Tで使っているチェーンも同じです。

1700円くらいで、シマノ純正よりも安いです。

KMC チェーン Z7 ミッシングリック付き
このKMC Z7の良いところ。

チェーンの取り外しが工具レスで
何度も出来るようになるミッシングリンクが
1個付属しています。

ミッシングリンクだけ買うと2個セットで1000円くらいしますのでお得!

ただし、コネクティングピンは付いてないので、どうしてもコネクティングピンじゃなきゃイヤだっ!
という場合にはシマノ純正チェーン(シマノはコネクティングピン1個付属)を買うか、
シマノのコネクティングピン(普通に7速、8速用でOKです。)を別途購入する事になります。

あとは色ですね、シマノのHG系チェーンで7速、8速用はグレーっぽい色しかありません。
チェーンはやっぱりシルバーでピカピカが良いと思うのです。

プレトレ改造 スプロケット交換
まずはホイールにスプロケットを装着

ピカピカで気持ちいいです。

このKMCチェーンは、コマ数(リンク数)116リンクしか売ってませんので適正コマに切る必要があります。
シマノは116リンクの他にあらかじめ切ってある114リンクと112リンクも売ってます。
プレトレ改造 チェーン切り
この旧型の鉄プレトレでは

11-28Tを使用する場合コマ数は114リンク

なので、2コマ切ります。

チェーンのコマ数(リンク数)の適正数の出し方ですが・・・

シマノのリアディレイラーの取り付け説明書には2つの方法が書いてあります。
自転車 チェーンの長さ 決め方

1つ目の方法
フロントはアウター(一番外側の大きいギア)、リアはトップギア(一番外側の小さいギア)に入れておく。
繋いでいないチェーンをリアディレイラーに通し、仮付け。
この時リアディレーラーのガイドプーリー(上側)とテンションプーリー(下側)のセンターを結んだ線が
地面と垂直になっているのが適正値。

2つ目の方法
チェーンをリアディレーラーには通さずに、
フロントはアウター(一番外側の大きいギア)、リアはローギア(一番内側の大きいギア)に掛ける
その状態で無理なく繋がる数値に2コマ足した数が適正値。

ただこれらはフレームの形状(チェーンステーの長さとか諸々)で必ずしも適正では場合があるようです。

しかもチェーンは2コマで1セットなので必ず偶数になります、ですから奇数コマには調整できません。
奇数コマが適正だと思ったら、その場合1コマ足して偶数にすればOKとの事です。
つまり「短いよりは長い方がイイよ」って事だと思います。

なお、メーカー公式ではありませんが、下記のサイトでリンク数を計算することができるようになっています。
自転車のチェーンリンク数計算器

プレシジョントレッキング改造 スプロケット
まぁ、上記3つを参考に作業すれば
大丈夫だと思いますけどね。

あとは実際にチェーンを繋いで、
変速をして不具合が無いか確認。

なお、リアディレイラーの再調整が
必要な場合があります。

リアディレイラーを調整してもチェーンが外れてしまったり引っかかってしまうなどの場合は
チェーンの長さ(リンク数)の再調整が必要になります。

その際に、コネクティングピンで繋いでしまうと再度チェーンを切らなければなりません。
コネクティングピンは再利用不可・・・
つまり、もう1個新品のコネクティングピンを消費する事になります・・・

ミッシングリンクですとやり直しが効きますので初心者はミッシングリンクを使った方が安心ですね。

なお、どちらにしても間違って短く切り過ぎると困った事になりますので注意です(笑)

不安な場合は、お約束「自転車さんに頼もう!」です。

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コメント 2件
Newスプロケット導入 11-28T

  1. フルカワヒロミ のコメント:

    リアのスプロケの歯数は「たかが1枚,されど1枚」ですもんねぇ。自分の力で走る物だからやっぱり違いますよねぇ。私のプレトレは7枚ですが,12-14-16-18-21-24-28という構成なので常用域の14-18までは2枚ずつですけど,やはり長距離走った復路や向かい風の時は,もう少しクロスレシオだったらなぁと思ってしまいますが,そんなことを言っていると7枚以上にしないといけなくなるので,「駄目だ,そんなことを考えてはいけない・・・」とプレトレで走りながら弄りたい気持ちを封印しています(笑)

    • baoh のコメント:

      > フルカワヒロミさん。
      フルカワさんも是非8速にどうぞ、8速までならパーツも安いですし
      調整や整備に関してもアバウトで平気ですから。
      9速、10速となると、パーツ代が倍近く違ってくるので流石にアレなのですが・・・

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