プレトレの整備、クランク外してアレ?

8月は暑すぎる日が多かったのとちょっと体調が優れなかった事もあり、
あまりサイクリング出来ませんでした。
とくに100kmを越えるような長距離サイクリングは皆無だった事もあり、
月間走行距離は200km程度じゃないかなぁ・・今まででの最低記録かも(汗)

で、プレシジョントレッキング(プレトレ)なんですが購入から1年経過し、
アチラコチラにサビとか経年劣化してきた箇所が出てきました。

で、バラしながらメンテナンスしようと思い少しづつ工具や知識を集め始めました。
今後の自転車ライフのためにも自分でやれる事はやっておいて損はないですからね。
ま、プレトレは価格や材質からして気軽にやれちゃうってのもアリマスけど(笑)

まずはクランクでも外してみようかと思います。


必要な工具はコッタレス抜き工具
シマノ TL-FC10

あとはモンキーレンチ、ドライバーだけで外せますが、14ミリのボックスレンチもあった方が楽。
ペダル交換の時に買ったあさひのレンチを使います。
14/15ボックスペダルレンチ

プレトレの場合の手順
・ペダルを外す(必須では無い、今回は外さなかった)
・チェーンカバーを外す(ネジ3本)
・クランクのプラスチックカバーを外す(ハマってるだけ)
・フィキシングボルトを外す(14mm)
・コッタレス抜き工具でクランクを外す。
作業はコレだけ、もちろんチェーンを外す(切る)必要は無いです。


一番のメインになるのはコレ。
って言ってもクランクを固定しているフィキシングボルトを外すだけの作業なんですが、結構固いんですよねぇ(汗)
ペダル外す時よりは力が入れやすいのでマシですけど。
ちなみにペダルと違って左右とも普通の正ネジ(右に回すと締まる)です。

コッタレス抜き工具は一方が14mmのソケットレンチになっているので、これを使いモンキーレンチとの組み合わせでフィキシングボルトを外す事も可能ですが、力が入れづらいので外しにくいとおもいます。


フィキシングボルトが外れたら後はコッタレス抜き工具を使いクランクを外すだけ。

コッタレス抜き工具が曲がって入らないように最初は手でねじ込んで、後はモンキーで奥までキチッと締めます。


コッタレス抜き工具の写真の部分をモンキーレンチで締めると、締め付けたボルトが奥に入る事でクランクが手前に押し出されて外れます。

最初だけ力がいりますが、クランクそのものはBB軸に嵌っているだけなので結構簡単にポロっと外れます。

文字で説明しようと思うと難しい感じになっちゃいますが(汗)
実際に工具を見ると非常に簡単な構造だとわかります。


クランクの外れた左側

今回はやりませんが、ボトムブラケットはこの状態にしてから外す事になります。


クランクの外れた右側

チェーンカバー固定用の鉄製のプレート(チェーンケースステー)はボトムブラケットに共締めされる構造になっています。
コレが結構サビていて汚い(汗)


プレトレのクランクはチェーンリング一体式でチェーンリングだけの交換は出来ません。

クランクは普通に鉄なので重いです(笑)

写真はチェーンリング両サイドについているチェーンガイド?(正式名称不明:以後チェーンガイド)を外した状態です。
チェーンガイドはネジ止めされているだけ、コレがグレーのプラスチックで非常に安っぽいし、1年経過して汚れが目立ってきました。

そこで艶ありブラックに塗装しちゃうことにしました。
これは同じ旧プレトレ乗りで、リンクさせていただいている「Welcome to NoRaNeKo OFFICE!」のフルカワさんがフロント多段化前にやっていた事と同じです。


試しに・・・って事で
チェーンカバー&チェーンガイド無しの状態で仮組みしてみました。

チェーンリングが貧弱過ぎ(泣笑)

で、チェーンリングを掃除していてアレ?
っと気が付きました。
「42T」と刻印があります。
一応数えてみた(笑)けどやっぱり歯数は42です。
旧プレトレは「38T」と公式のスペック表に書いてあったのでずっと「38T」だと思い込んで1年乗ってました(汗)

旧プレトレの最終モデルであろう2010年式ではボトムブラケットのカートリッジ化と共にクランクも変更されて、現行のプレトレと同じく「42T」になっていたわけですね。


チェーンカバーを外し、チェーンガイドを塗装した状態のクランク部分のアップ写真です。

チェーンカバー取り付け用のプレートは外していません。
今後交換予定のボトムブラケット交換までは付けておきます。


左側から見た感じ。
もともとチェーンカバーがついている右側よりも、
左からみた裏の感じが特にプラスチック剥き出しで安っぽかったので、塗装することにより目立ちにくくなったと思います。


チェーンカバーを外し、チェーンガイドを塗装した状態の全体写真です。

うーん・・安っぽさは隠せませんね(泣)

でも個人的には「スッキリして良いんじゃないか?」
と思っているんです(笑)

こうやってイジってくると次に何をやろうかウズウズしてきます・・

プレトレに普通のクロスバイク並の走行性能を望むべきカスタムという事では無く

自転車をイジるという行為そのものが楽しくなってます(汗)

「プレトレの改造」という魔の誘い・・・

まずフロント多段化が浮かびますが、
フリーハブ型のホイールに交換して、リアを8速化する方がシンプルで良いんじゃないかって思っています。
ホイールのニップルのサビが気になりますし、プレトレのホイールはボスフリー型なのでリアスプロケットの選択肢は「無い」といっても過言ではありませんからね。

フロント多段化によるフロントディレイラーのワイヤーの取り回しや調整も気にしなくていいし、リアを8速化してスプロケットを11-32Tにしちゃえば(現状は7速で14-28T)、最高速も上がりますし、上り坂も楽になります。
なんだったら11-34Tなんていう登坂重視でも良いかも知れません。

8速化するとなるとホイール、8速スプロケットの他にリアディレイラー交換、シフトレバー8速対応に変更などの作業が必要ですが、調整はともかく作業そのものは難しいものでは無いですし、自分でやれば費用も安い(といってもプレトレの車体価格を考えれば高いかな)ですからね。

プレトレにお金をかけるなら、ロードバイクを買えば良いのにという周囲の意見が多いですし、
すぐにでも買っちゃいそうな自分も居ますが、
パーツやメーカーなど自転車に対する知識が無駄に付いてしまって(汗)もはやエントリー的なロードバイクを購入する気持ちは減少してしまっています。
やはりソコソコの基本性能をもった自転車が欲しいんですよねぇ・・・

もちろん軽自動車が買えちゃうような高級機は望みませんが、ソコソコのモノが欲しいんです。
そうなるとやはり・・・相方様の説得(最重要項目)と資金の調達がネックになりますね(汗)

で、メンテナンスやカスタムの勉強になるし、まだしばらくはプレトレの世話になろうと思います。

さぁて次は何をしようか・・・

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コメント 4件
プレトレの整備、クランク外してアレ?

  1. Nagaremon のコメント:

    初めまして。
    Nagaremonと言います
    「走るんですか?」よくお邪魔しております。
    ある改造のタイミングになると日に何度も見ています。
    本当に参考になっております。
    「どこかでお礼しないといけないと」と思っておりました。

    チェーンガイドを黒く塗ると、予想以上いいですよね~

    自転車弄りは、面白ですが、時に失敗し、めげる時もありますが、これからも続けようと思っています。

  2. baoh のコメント:

    > フルカワさん。
    2010年モデルはアルミフレームに変わる事を前提にパーツなどがテスト的に選択されていたようですね。
    でもブレーキとかはコストダウンされていないテクトロだったりしてお得だったのかも知れません。

    > alpha さん。
    手動変速(手レイラー)と呼ばれている方法ですね。
    それも考えたのですが自分の場合は・・次回のブログで公開します。

  3. alpha のコメント:

    プレトレのクランクセット 鉄製で重たいですね、
    私は 押入れに転がっていた エスケープr3のクランクセット取り付け 普段はミドルの38tのみ使用 急坂は 軍手でつまんでインナー28tへ手動変速の暫定使用で 改造費0円
    アウター48t使用は チェーン bb交換でお金がかかるので保留中です
    購入一ヶ月ですが ぼちぼち弄り中です。

  4. フルカワヒロミ のコメント:

     チェーンカバーを固定しているプレートって,本当,塗装がすぐに剥がれてサビサビになってしまうんですよねぇ。
     baohさんもチェーンガイドを塗ってしまいましたか。というか,チェーンカバーを外すと,旧プレトレはチェーンガイドを塗らないと・・・って感じですものねぇ。
     本当,プレトレを弄るのは無駄に楽しいですよねぇ。秋になったら私も各種ワイヤーの交換をするついでにコーティングされているワイヤーに交換してみようかと思っています(サビが浮いている状態が嫌いなので,コーティングされているワイヤーだったらサビは浮かないかと。)。完全に自己満足の世界なんですけど,まぁそれでいいかと。
     しかし,後期プレトレはフロント42tでBBがカートリッジ式だったのですね。なんか少し悔しいような気がしたりもしますが,こればっかりはタイミングの問題なので仕方ないですね。

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