車道を走っていて一番怖い(危ない)って思うのは大型車の風圧・・
ではなくて「逆走」してくる自転車だと思います。
音楽聞きながら、携帯弄りながら、なんて当たり前、子供さんを乗せたお母様まで逆走してきます。
悪びれる様子もなく避けようともしない人もいますし、並列で逆走してくる学生さんなんかにも遭遇します。
こちらが登り坂で逆走車が下り坂なんて場合、相手は物凄いスピードで突っ込んできます。
本当はその都度怒ってあげる(教えてあげる)ってのが一番なんでしょうが・・・
何かと物騒&面倒な世の中、余計なトラブルは避けたい(汗)
で、危険だと感じた場合には停車して待つか微速まで減速してやり過ごしてます。
↓こんなニュースがあります。
神奈川県警と川崎市は、JR川崎駅付近の県道アンダーパスで2012年11月から実施している一方通行の自転車道の社会実験について、「安全性の向上が図れる」として、本格的な自転車専用道を整備すると発表した。
整備区間は川崎区の京急川崎駅前から幸区の幸町交差点まで上り線240メートル、下り線190メートル。JR線をくぐる県道アンダーパスは、すり鉢状でスピードが出やすい。
昨年5月、この車道で女性パート店員(当時45歳)の自転車が反対側から来た自転車と衝突し、頭を打って死亡する事故が起きるなど、トラブルが多発していた。社会実験は2012年11月14-27日、片側2車線の車道を1車線に変更。
仮設ガードレールで仕切り、上下線に全国初の一方通行の自転車道を設けた。
その結果、自転車の9割以上が専用道を利用。歩行者、自転車・自動車運転者のアンケート調査では8割以上が専用道に賛成した。車線減少で幸町交差点では初日、約300メートルの渋滞が発生した。
しかし、その後、国道409号に回り道する車が増え、市は「実験区間の通過時間増加は約1分20秒ほどで大きな影響はなかった」としている。
Yomiuri On-Line (読売新聞)20130124
自転車通行帯、自転車専用道っていうのは最近設置される場所が増えてきていますね。
ただ記事にある場所のように同時に一方通行も実施するのはレアですが良い事だと思います。
ただ気になる事もあります。
自転車専用道も一方通行も皆が守れば安全ですし最良の方法かもしれません。
でも、守らない人が必ずいるんですよね。
歩行者やランナーが広くて楽そうだからと自転車専用道に進入するのは容易に想像出来ます。
実際、すでに実施されている自転車通行帯や自転車専用道でも歩行者、ランナーが普通に居ますからねぇ。
一方通行を守らない自転車も当然のように存在しそうだし・・
それと法的には「自転車専用道路」っていうのは
自転車道(サイクリングコースなど)とか自転車通行帯(色分けされた部分など)っていうのとは違うみたい(法律ムズカシイ)
「自転車専用道路」自転車はそこを通らなければならないらしい・・
柔らかく言うと「自転車専用道」がある場合には車道を走っちゃダメ!って事です。
つまり、それまで車道を走ってきた自転車も「自転車専用道」へ移動しなければならないのです。
記事中の写真を見ると車道と自転車専用道の間にはガッチリとガードレールがありますね。
果たして車道側から「自転車専用道」に入るための流入口は存在しているのだろうか?
もし歩道側からのみ流入可能なんて構造になってたら・・
それまで車道を走行して来た自転車はそのまま車道を走らざるをえなくなります。
つまり通行区分違反(違法行為)になってしまうのです。
記事中の場所は実際に走った事がないのでワカリマセンが
以前、東京の亀戸あたり国道14号に設置された「自転車専用道」を走った事があります。
車道
↓
手前から歩道に入り通行
↓
歩道から自転車専用道に流入
↓
結構狭いのに対面通行
↓
自転車専用道が終わり歩道に流入
↓
歩道を通行
↓
車道に戻る
という新たな危険が発生しそうな作りになっていました。
さらに交差点部分では歩道側に強制的に戻されて歩行者用の信号に従うようになっていました。
つまり「歩道を通行している自転車」のために設置されたようなもので
一番の目的は「歩道から自転車を追い出す」って事。
自転車が通らなければいけない「自転車専用道」としておきながら
そもそも車両として自転車を考えている構造にはなっていなかったわけです。
まぁ、何をどうするにしても
アッチを立てればコッチが立たず・・難しいですね。
行政側には「自転車に対して道路を設計or変更する場合、まず自らが自転車に乗ってからにして」と言いたい。