ランス・アームストロングは、有名なロードレース「ツール・ド・フランス」で
7連覇を達成した物凄い人です。
アマチュア時代から活躍、当然のようにプロに転向しても活躍を続けます。
が、プロ転向4年目にガンに侵され脳にまで転移し生存率50パーセントとの診断を受けます。
そのガンを過酷な治療に耐え見事に克服し、再起不能と言われた男がその後にツール・ド・フランス7連覇を達成するのです。
そう、とにかく物凄い人です。
いや、凄い人だと思ってました・・・
ずっと言われ続けてきたドーピング疑惑、ランスはずっと否定し続けていました。
しかし、彼はついにドーピングを認めたのです。
確かに彼のチームメイトが皆やっていると証言し、彼らもドーピングで処分されているのですから
ランスだけがしていないというのは無理がありました。
でも、ランスだけは本当にドーピングしていないんじゃないか?なんて気持ちもありました。
ランスには、ツール・ド・フランスで獲得した7連覇のタイトルをはく奪、自転車競技から永久追放という処分が下されました。
ランスはスポーツ選手として最低の事をした男です。
スポーツ選手としての尊敬心や憧れは綺麗さっぱり消え去りました・・
ただ、病気を克服し、現役へと復帰した精神力、向上心は本物だと思っています。
ガンという病気は厄介なもので、自分の周りでも親族、友人もガンにより亡くなっています。
ランスは誰にも負けない精神力で苦労して努力してガンを克服し体力を回復しました。
そこまで出来る男なのに
なぜ競技において禁止されているルールを破ってしまったのか、
なぜドーピングの誘惑に負けてしまったのか、本当に残念でなりません。
一般的な違法薬物というわけでは無いのでスポーツ選手でなければ問題のない事なのですが・・
ドーピング以外にも色々と黒い噂がアレコレ出ています、とにかく残念です。
ランス以外にもドーピングで摘発された選手が多く、ツール・ド・フランスでも過去に遡れば疑惑だらけなのも事実、また他スポーツでも現在でも多く摘発されます。
完全に無くすのは難しいことなのかもしれませんが、無くなるようにしないとダメですね。
6月から始まるツール・ド・フランス2013は100回記念大会です。
100回記念はクリーンで迫力のあるレースが見たいものです。