日付は2012年5月24日(木)復路1日目「前編」です。
福島から東京へと帰る300kmの往路、JR猪苗代駅からスタートです。
帰りも来た時と同じ郡山→白河を通過するルートで帰ろうとも思ったんですが、
せっかくだからと言う事で・・
1日目の目的地は往路と同じ栃木県のJR矢板駅なのですが、
会津若松を経由し、国道121号線(通称:日光街道または会津西街道)をメインに走行するという標高850m以上の峠を含む峠道メインの自然タップリなルートにチャレンジすることに。
距離は大きくは変わらないけど登り区間は確実に多いはず、フロントシングル、リア7速というママチャリスペックのプレトレで大丈夫なのか??
復路の実走行ルート 画像をクリックすると標高など詳しく見られます。
親戚の家で朝4時過ぎに起床、さすがに誰も起きていませんのでソローリと着替えを済ませて、前夜に用意しておいたパンなどを食べてキッチリ朝5時に出発。
天気が良くて澄み切った朝の空気が気持ちいい!
昨日チェーン&スプロケの洗浄を含むメンテもちゃんとしたし、体調も良いし、
今日もサイクリング楽しむぞ!!
まるで夕日のような朝焼けを横目に、
会津若松市方面へと走る。
会津若松まではトラックの多そうな国道49号線を避け、
県道7号で向う。
滞在中の天気が良ければ、もっとコッチで走りたかったなぁ
「まぁ、また来れば良いんだよな。」と思いながら走る
出発時はあんなに天気が良かったのに・・
田んぼに囲まれた道なので朝日によって水蒸気が発生しモヤモヤしているようです。
道路の温度計は10度を表示しています。
半袖では寒いのでウインドブレーカーを着る。
出発から30分ほどで会津若松市へ入り、国道49号線に合流します。
モヤは晴れて晴天の青空が復活!
ただ気温は低めだし、盆地である若松市街地まで一気に下るのでウインドブレーカーは着たまま走る。
国道49号線に入り、本格的に下り坂になる前に観光施設「会津村 会津慈母大観音」があります。
もともとは個人で作ったらしい・・観音様だけで10億!
当時57歳だったから観音様の全高は57mにしたとか。
株式会社運営で、お寺とかも無いので趣味で作ったのだろう(笑)
ちなみにココ観光したことは無いです。
観音様の横を通過し、ぐわー!!っとトラックの多い道を下り会津若松市街地へ入る。
この先を左折し、国道49号線と別れて、基本的に「会津鉄道」にそって走り、県境を越え栃木方面へと向かう事になります。
このまま49号線を進めば新潟県。
このまま日本海側へ行っちゃうか!!
と思ったりもするけど、行かない。
お城の様な作りのJR会津若松駅と、何となく立派な会津若松市役所
駅前には白虎隊像と赤べこがあり、もっと写真を撮りたいと思ったんですが・・この日は平日であり通勤する人がジロジロ見るので撮りづらい(汗)
来年2013年の大河ドラマ「八重の桜」のノボリが沢山ありました。
幕末から昭和までを生きた「元祖ハンサムウーマン」、同志社を創設した新島襄の妻「八重」の生涯を描いたドラマで、その八重さんは会津出身なのです。
会津若松のシンボル「会津若松城(鶴ケ城)」、八重さんも戦った戊辰戦争の中心となった城
天守は昭和40年に外観復興されたものでコンクリート建築ですが、外観はとても美しく復元されていて、現在は瓦も赤みを帯びた特徴的なモノになり幕末当時の雰囲気が再現されています。
中は郷土博物館になっていて白虎隊の悲運の物語など数多くの展示がされています。
これぞローカル線!
という感じの「会津鉄道」に添って走る。
結構交通量が多く走りづらい・・
だんだんと山並みが近づいてきます。
地図上では標高が上がって来てますが、坂はゆるやかなので体感的には平地と同じ感覚。
とても穏やかな風景なんですが、たまに訪れる大型トラックの風圧にビビる(汗)
会津鉄道「芦の牧温泉駅」に到着。
ここには「ネコ駅長」がいます。
和歌山県とか岡山県とか、全国には結構ネコの駅長がいるようですが、ここ福島県にも居ます。
「ねこが働く駅」という看板があります・・給料は豪華なエサかな(笑)
まだ出勤されていないようです(汗)
ちなみに名前は、鉄道の駅長なのに「ばす」
駅長が出勤してきました(笑)
実は猫とか犬とかドッチかというと苦手な自分(汗)
カワイイとは思うけど近づくとコワイ的な(笑)
猫はともかく犬には触れることは出来ないです・・
“人間”の女性駅員さん(本物の駅長さん)に
「ばす”クン”おとなしいですねぇ」
と話かけたら
「ばす”チャン”です!」
とハッキリと注意されました(笑)
レディだそうです(^_^;)
芦の牧温泉の街を過ぎると本格的に風景は山になり、緑が凄く鮮やかで、空気感も違ってきます。
ずっと上り坂ですが、勾配は比較的緩やかだし、走行距離も50km弱なので、まだまだ余裕(笑)
車線が狭い、路肩が狭い、
自転車が通行できる歩道も無く、大型車が多い。
コノ手のトンネルはサイクリングの難敵
ですよねぇ・・
しかもこのトンネルは上り坂というオマケ付き!
こういう道は遅い車を先頭にクルマが列となっている場合が多いので車列の切れ目を狙って突入!
今日のルートにはコノ手のトンネルが何ヶ所かあるはず・・
フロント&リアのライトで存在を確実にアピールし、通過中は気を抜かないように注意して通過しないと!特に大型車両の側方通過時の風圧は強烈ですからね(汗)
トンネルを抜けると大川ダム(若郷湖)が見える。
ここで長めの休憩をとった。
補給食としてドラ焼きを食べながら
ぼぉーっとする。
風景が良いとホント癒されるなぁ。
降雪地ならではのスノーシェッド(雪よけ)
他に土砂避けのための類似のものもありますがコレも自転車は走りづらいですね。
設置箇所は見通しの悪いカーブになってる事が多いし、
こういう場所は不思議と大型車も多い気がするし(汗)
この先あたりで国道118号線から国道121号線(日光街道)に入る。
で、少し走った交差点、ここを右折し6キロほど山道を進めば、茅葺き屋根の家が並ぶメジャーな観光地「大内宿」へ到着します。
が、今回は行きません(笑)
出発から55kmほどを走り、会津鉄道「湯野上温泉駅」に到着。
日本で唯一の「茅葺き屋根の駅舎」が特徴的、ココで大内宿の雰囲気を味わえます。
ココを左折すると、そこそこメジャーな観光地「塔のへつり」に到着します。
が、今回は行きません(笑)
天気は良いけど暑くもないし寒くもない、風もほぼ無風という絶好のサイクリング日和です。
アップダウンを繰り返しながら綺麗な景色の中を走りつづける。
出発から70kmほど、阿賀川を渡ると道路の傾斜が少なくなってくる。
そして急激に風景が変化し街になっていく。
会津の黄門様といわれる民主党の大物政治家の地元、南会津町田島に到着。
さすが大御所の地元、大雪になるとココに至る道路が通れなくなり陸の孤島になる事もあるような山深い土地だけど道も広いし綺麗に開発されています。
ほぼ1時間に1本しか無いローカル線とは思えないほど立派な駅ですよ。
ここで時間は午前10時過ぎ、走行距離は73kmほど。
今日の予定走行距離は130kmほどなので半分を越えている事になります。
体調は完璧だし、ツライ感じも全くない。
距離の割に時間が掛かっている気がするけど、上り坂メインだったし写真撮ったりしてるからこんなもんでしょ、別に急いでる訳じゃないし(笑)
300kmサイクリング復路 1日目「後編」に続きます。
次は本日のメインイベントの県境越え、自分史上ではもっとも標高の高い峠越えです。
で、栃木県に入って那須塩原温泉を通り、1日目の目的地JR矢板駅です。
いずれ、新潟市から娘の住む埼玉県越谷市までチャリしてみたいです。
三国トンネル越えが想像できました。
気を付けてサイクリングを続けてください。
>コブラ会 さん。
景色が良いとそれだけで気分が良くて走っている時間が短く感じますね。
峠越えになるとプレトレは完全に役不足になりまよね、そもそもそういう使い方は想定されていないんでしょうけど(笑)
平地やちょっとした坂などでは凄く良く走るんですけどね。
>D さん。
東京でも多摩川上流の奥多摩とか行くと怖いトンネルありますけどね。
写真を多くすると表示が遅くなるし、ブログの更新作業も結構大変だったりするんですが、
自分の絵日記(笑)みたいなものなので出来るだけ多く載せてます。
もっと載せたい写真も沢山あるんですけどね(笑)
是非、遠出してサイクリングを楽しんで下さい。
プレトレはママチャリスペックですが結構走れちゃう自転車ですから。
別に速く走る必要は無いですから、無理せず自分のペースで走れば疲れも少ないですよ。
歩道のないトンネルを走り抜けるのは怖いですよね・・・
昔ママチャリに乗っていた頃に同じようなトンネルを走っていて、
横を通り過ぎた車のサイドミラーがかすったことがあり、ちょっとトラウマになっています。
まあ、東京近辺ではそんなトンネルを走る機会はなかなかありませんが;
やっぱりこういう写真がちりばめられたレポはいいですねー。
遠出したくなります、もちろんプレトレで^^
会津の景色は本当にすばらしいですね!
峠越えは本当に厳しいですよね。
私は峠道で初めて7段変速の限界を感じてしまいました。
しかしプレトレは通勤の為の駐輪場の捨て(いたずら・盗難でも妥協出来る)自転車だった筈ですが、妙に何故か愛着が沸いてしまって乗り換えたいのになかなか乗り換えられません。
峠越えの記事も楽しみにしております。