ヤビツ峠を走ってみました(後編)

ヤビツ峠チャレンジの後編です。前編はコチラ→ヤビツ峠を走ってみました。(前編)

とりあえずは「表ヤビツ制覇」って事で良いですね、タイムなんて関係ありません(笑)
でも、1人で来るより確実に速いと思います、1人だったらシャッター切るたびに停車してますし
走るペースだって更に遅くなるはずですから。

看板周辺はトイレ、売店、駐車場、ベンチ、そして大山への登山口って感じで展望はありません。
展望は菜の花台で見るとして、やはり「ココに来た」っていう満足感が良いですね。
ヤビツ峠

このヤビツ峠の標高は761mです。
福島300kmサイクリングの復路1日目で越えた福島と栃木の県境(山王峠)が850mほどなので
それには及びませんが、名所だけに満足度は高かったですね。

さて、峠越えのご褒美といえば下り坂です。
今回は往路(表ヤビツ)は通らず、反対側の裏ヤビツを下って宮ヶ瀬湖に下りていきます。

ヤビツ峠 売店
ヤビツ峠にある売店です。
無人になる瞬間が無くて、知らないローディさんが写ってしまっていますので、微妙に加工してます。

サイクルラック、自販機があります。
自販機は観光地価格ですが、
コーラがあるのはポイント高いです。
ペプシじゃダメなんです、赤コーラが良いんです。

裏ヤビツ ダウンヒル
さ、お楽しみの下りですよ!
(写真は加工してます。)

下りは楽ですが速度が出ちゃって怖い

登りのように身体が温まらないので
ちょっと寒かったです。

護摩屋敷の水
ヤビツ峠から2km弱ほどで着いたのは
「護摩屋敷の水」という湧き水スポット
詳細は観光協会のページでご覧ください(笑)
秦野市観光協会-観光スポット情報【護摩屋敷の水】

ものすごい数のタンクをクルマに積載し
湧き水を汲んでいる人も居ます。
いくらタダだからって多過ぎ(笑)

汲んでいた人の話に聞き耳をたてると「もう少し寒くなった方が美味い」らしい
それでも、美味しい水でした。ちょっとだけ順番を待ってボトルに水を補給しました。

本当はココで「さかけんさん」がこの湧き水でコーヒーをいれてくださるという計画があったのですが、
ちょうどお昼で皆さんお腹が減っているという事で、ここから1kmも離れていないお店に向かう事に。
せっかく準備していただいて、その重さを加えての登坂だったのですが・・・
「腹が減っては自転車に乗れぬ」でした。

ヤビツ峠 青山荘 きまぐれ喫茶
はい、着きました「きまぐれ喫茶」
サイクルラックもあり、
数台のロードバイクが駐輪していました。

ちょうどお昼なのでちょっと混んでます。
少しだけ待ってから入店です。

この「きまぐれ喫茶」さんは青山荘(せいざんそう)という施設の中の一つで、
喫茶店から奥に入るとキャンプ場がありテントキャンプ、オートキャンプ、バンガローなどの宿泊施設もあるようです。詳しくは「きまぐれ喫茶」さんのホームページ

ヤビツ きまぐれ喫茶
メニューはこんな感じ
皆さんはオススメのコーヒ付きのカレー
自分だけナポリタンを注文。
なかなかナポリタンが出てこなくて
お腹が鳴りっぱなしでした(笑)

で、出てきた時には食欲に支配されて
写真を撮り忘れました(笑)

ちなみに、お店のママの娘さんは「グレース・マーヤ」さんというプロのジャズピアニスト&シンガーで
時にはココでライブもやっているようです、自分は知識不足で存じ上げませんでしたが
「UcchyT」さんはご存知だったようです。グレース・マーヤ」さんのホームページ(※音楽が流れます)

裏ヤビツ ダウンヒル
食後の美味しい湧水コーヒーを頂いて退店。

さ、宮ヶ瀬湖まで約15kmのダウンヒルです。
寒そうなのでウインドブレーカーを着ました。

さすが地元の「さかけんさん」コーナーも速く、見えなくなっちゃいました。
良いんです、下りは離れて走ったほうが安全ですから。
(写真は加工しています。)

ヤビツ 清川村 札掛の吊橋
で、気まぐれ喫茶から3kmほど下り
「秦野市」から「清川村」へ入ってすぐ
視界の左側に一瞬吊り橋が見えました。

後方には3人が走っているはずですが
確認しても見えなかったので急停車。

5mほど後ずさり・・・

ヤビツ 清川村 札掛の吊橋
清川村「札掛の吊り橋」

この奥には林業体験施設「県立札掛森の家」
また、国民宿舎「丹沢ホーム」がある、
渓流釣りでも有名なスポットらしい。

「UcchyTさん」と「makolinさん」も
吊り橋に気づき3人で寄り道。

ヤビツ 清川村 札掛の吊橋
いかにも山深い雰囲気。

水量も豊富で透き通った水の音が心地良い。

多少揺れる吊り橋もプラス効果。

ヤビツ 清川村 札掛の吊橋
紅葉の美しい季節など
最高なのではないでしょうか?

下っていると見逃してしまいそうですが
頭上に見える道路標識「清川村」の
看板のすぐ先です。

裏ヤビツ 裏ヤビツ
その後はしばらく3人で、素晴らしい風景を楽しみながらの気持ちのいいダウンヒル
途中「大山」が見えるポイントでまたもや撮影停車などしつつ、先行の見えない2人を追います。
しばらくすると先行の「さかけんさん」「ふらっくさん」が途中で待っていてくれました。

で、そこからは5人で微妙な距離感を保ちつつダウンヒル
時間的な関係でしょうか?クルマとオートバイが増えてきました。
すれ違いのためプチ渋滞みたいな場所も出てきました、皆さんお昼が終わって動き始めた感じです。

表ヤビツ側と違って裏ヤビツは傾斜は緩いものの道幅が狭く路面が荒れ気味、
また細かい見通しの悪いコーナーが多く気を使う機会が増えます。
裏ヤビツは登りの方が走りやすそうです。

で・・・急な右コーナー出口あたりで「穴」を見落としフロントをもろに落としました。

「ガツン!と、結構な衝撃!・・あ、パンクしちゃった。」

と、書くと簡単な事ですが・・・

フロントがパンクすると、まず曲がりません、ブレーキもフロントは使えません。
無理に曲がろうとしたり、ブレーキをかけたりするとホイールからタイヤが外れて
さらにコントロールが効かなくなる恐れがあります。
で、下り坂なので自然には止まりませんし、そこそこのスピード出てます・・・ちょっとビビリました。

すぐに路面状態の良い広めの左コーナー、ハンドルを切らないようにして
リアブレーキだけをかけて、対向車線の崖側に近づきはしたものの止まる事が出来ました。

後方からは「ふらっくさん」が来てましたので合図して、パンク修理のため路肩に寄せました。
先行の3人に知らせとこうと言う事で「ふらっくさん」がメール連絡。

フロントですしパンク修理(チューブ交換)そのものは楽な作業です。
チューブには大きな穴はなく、タイヤに異物なども確認出来なかったので
さきほどの衝撃による典型的な「リム打ちパンク」ですね。
帰宅してちゃんと確認したら2つの穴が見事に空いてました、リムには特にキズなど無かったです。

携帯ポンプなのでエア注入には時間がかかります、停車後15分程度経ったでしょうか?
修理が終わりフロントホイールのクイックを締めるころ「makolinさん」が心配して戻ってきてくれました。
続いて「さかけんさん」「UcchyTさん」も上がってきてくれました。

落車することも無く、ケガもなくチューブだけの交換で済んで良かったです。
そもそもの原因は自分が「穴」を見落としてしまったこと、注意しなければ!

3人は1km少々下った砂防ダムの滝を見るため停車していましたが、
後続の「自分」と「ふらっくさん」が来るのがやけに遅いという事で登りを戻ってきてくれたんです。
すいません、ありがとうございました! みんなで走るとこういう時に心強いですね。

で、パンク修理中の写真を撮り忘れるというね、ブロガーとしては大きなミス(笑)

ヤビツ 砂防ダム ヤビツ 塩水ダム
1kmほど下り、先行の3人が見ていた滝まで来ました。人工物ですが水が綺麗で癒されます。

ちなみにパンクした時に「ふらっくさん」が送ったメールですが
着信側の「さかけんさん」が圏外で届いていなかったんです。
山道の登り1kmって結構長いですからね、本当にありがとうございました!

裏ヤビツ 宮ヶ瀬へ 裏ヤビツ 宮ヶ瀬へ
宮ヶ瀬湖が近くなると道は広く快適になります・・・が、しかし!
年齢の若そうなオートバイ乗りが大人数で集まり「コーナー攻めてます」的な走りを楽しんでいました。
こちら側に向かって高速で突っ込んでくる時は恐怖、もし倒れてこちらに滑ってきたら一緒に病院行きです。

宮ヶ瀬湖 水没する旧道
写真は宮ヶ瀬湖の端っこあたり
旧道でしょうか?
ガードレールが残っており
道路が水没しています。

宮ヶ瀬湖(宮ヶ瀬ダム)って新しいんですよね。
1998年から堰き止められ、ダムが完成したのが2000年
まだ14年しか経過していません。

宮ヶ瀬湖 宮ヶ瀬湖
宮ヶ瀬湖に到着です、湖畔公園で小休止。けっこうな数の観光客で賑わっていました。
ここからは「やまびこ大橋」を渡り、県道63号線で厚木市へと下り、出発地点の伊勢原に戻ります。
「基本的には下りメインなのですが、上り坂もありますよ(笑)」と「さかけんさん」のコメント。

やまびこ大橋 やまびこ大橋
やまびこ大橋の上で、歩道にあがらせてもらって撮影。
開放感があって気持ち良かったです、これからの紅葉の季節は絶景でしょうね。

宮ヶ瀬湖 
交通量はそこそこありますが
宮ヶ瀬湖に添って走る道は気持ち良い。

向かい風でしたが、ここまで下りで休めたので
足が軽く感じて速度も乗ります。

やっぱり風景が良く、路面も安定した
平地を走るのが一番好きかも(笑)

ここから先の下りは地元「さかけんさん」の独壇場でした、下りコーナーが本当に速い。
同じ速度で曲がるのはとても無理(汗)付いて行くのは諦めてマイペースに戻しました(笑)
あ、速いと言っても法定速度程度・・・そんなに危険な速度じゃないですよ、プレトレですから。

帰宅してからわかった事ですがパンク修理の時に携帯ポンプでいれた空気圧が、
いつもの空気圧より低めでした、携帯ポンプのゲージはちょっと誤差が大きいようです。
この下りの追走時に感じた「曲がりにくいなぁ」っていう感覚はそのせいだったんですね。
やっぱり空気圧はとても大事です!

ヤビツ峠を自転車で走りました。
夕暮れ近いコインパーキングに戻りました。

正面に見えるのが「大山」

その周囲を左から登って、
右から下りて来たわけです。

サイコン-2014-10-19_60.15km
走行距離は60.15km
予定通りですが、下りが多く
感覚的には短く感じて
もうちょっと走れそうな余力を残しました。

まぁ、実際にはさらに車載距離があるので
今回のルートでオール自走だと約+100km
ここまでのルートは走りにくい厄介な道だし(笑)

標高など詳細ルート「車載で伊勢原へ、そしてヤビツ峠を走ってみました。」ルートラボへ
ヤビツ峠 ルート

各々が車載を済まし、近くのファミレスで食事しながら次の予定など適当に話す。
「UcchyTさん」は用事があるとのことで1時間程で帰路に、他4人は結局その後2時間くらい居ました。

しおり
最後に感謝を込めて!

「さかけんさん」が用意してくれた
「しおり」の一部をご紹介します。

ちなみにバナナがおやつじゃないかどうかは
地域差があるらしい。

楽しかった、次はドコに行きましょうかネ?

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コメント 10件
ヤビツ峠を走ってみました(後編)

  1. るぅ♪ のコメント:

    baohさん>
    是非!と言いたいところですが、車体、人体共にマダマダなので、皆様にご迷惑をかける心配が無くなってから参戦させて頂ければと♪
    じっくり勉強&鍛練しておきます!

  2. るぅ♪ のコメント:

    はじめまして!このblogを見てプレトレを購入を決めたるぅ♪と申します。

    いつも楽しく読ませてもらってます♪

    アルミトレ(白)購入して早1年経ちましたが、自転車の進化どころか己の退化が目立つようになり(笑)最近あまり乗れてません(^^;

    そんな状況を打破するためにヘルメットを初めて購入しました!
    ほぼどノーマルですが、これから少しずつカスタムしていきます!

    どうやらそれなりのご近所ホイールっぽいので、いつかどこかでお会いできたらと思います♪

    • baoh のコメント:

      > るぅ♪さん、はじめまして。
      プレトレのスピードでもヘルメットは必要ですよね。
      それにヘルメットをしていると車道でもクルマのドライバーさんが優しくなりますよ。

      エリアが近いのですね、もし見かけたら声をかけて下さい。
      いつかは未定ですが・・またプレトレメインで集まることもあるかと思います。
      その時はご一緒にどうですか?

  3. やむちゃ☆彡 のコメント:

    とても興味深くいつも拝見してます
    みなさんはもちろん自転車乗りとしてのネットワークでコメントもしてると思うけど、自分はバイク乗りです。
    が、自転車のスピード感で見る風景の心地よさは、同じ風を感じる乗り物でもバイクとは違う、、、
    立ち止まって写真をとることも、ゆっくりと進む風景をみるのも、このブログを通して感知ることができていまーす!
    どうしたらこの輪の中に入れるかかんがえたら、やっぱり、
    自転車より少しスピードが速いバイクからみる、みえること。をコメントするのが面白いとおもいます。

    ★あのみち、下り坂はやっぱり、道幅狭いから危険。★

    • baoh のコメント:

      > やむちゃさん、どうも。
      オートバイで走って気持ちいいコースは自転車で走っても気持ちいいコースだと思います。
      自転車は人力なので坂がツラかったり、時間もかかったりしますけどね。

  4. baoh のコメント:

    > さかけんさん。
    いやいや、上り下りの峠ルートですからペースの違いでバラけるのは仕方ないですよ。
    さらに好き勝手に止まって写真撮ってるヤツ(自分)も居ますから(笑)
    そうやって気楽に止まれるのも、案内してくれる人がいたからです。
    1人だと先が読めないので行程と時間を気にしますし、精神的にも疲れが出てきますから。

    > makolinさん。
    そうですね、例えクルマで通ってもあそこまで景色は楽しめませんよね。
    自転車ならではの直に感じる空気感が加わって更に良い風景になるんだと思います。
    パンクの際にはご心配おかけしました。

    > Ucchy-Tさん。
    色々と調べるせいで記事を書くのに時間がかかり毎度スピーディな更新が出来ないですからね(笑)
    Ucchy-Tさんとは走行エリアの被りが多いので、こちらエリアを走行する際にはお気軽に連絡下さい。
    偶然近場を走っている事もあるでしょうし、時間が有れば追走します。
    もちろん、近々また皆さんで集まってのサイクリングにも行きましょう!

    > ふらっくさん。
    ちょっとビビリましたね、落車でもして後方のふらっくさん巻き込んだりしたら大変でした。
    パンク修理の際に1人じゃなかったので心細くなかったです、ありがとうございました。

    > 皆さん。
    とても楽しかったですね、紅葉が終わる前にでも「お気軽サイクリング」行きたいですね。
    距離も勾配も楽にして緩く、今回の打ち上げの紅葉狩りって感じで。
    次回はさかけんさんが車載でmakolinさんと自分で檜原村の案内とかどうです?
    ふらっくさん、Ucchy-Tさんも車載かな?そうなるとmakolinさんも自分も(笑)

  5. ふらっく のコメント:

    お疲れ様です^^

    パンクは後で見ててビツクリしましたよッ!
    止まったのが左コーナーで思ったよりコーナーが深く『おっヤベ!』ってブレーキ掛けた途端。
    baohさんが曲がり切れず崖側に向かっていったのが見えて『なんだ!?どうしたんだ!?』と思ったら
    崖手前で止まって手を上げて『パンクしましたー!(笑』って
    ちょ、焦りましたよ(笑
    パンクの恐ろしさを知りました。

    でも、集団走行は楽しいですね。
    走りを見てて、いろいろ『なるほどなぁ~』と勉強になることもシバシバ。
    ソロサイはソロサイでいいけどギルドチームだと楽しさがダンチです^^

  6. Ucchy-T のコメント:

    baohさん後篇UPお疲れ様でした。

    痒いところに手が届く隙のない情報量に
    感服しきりです。
    こちらの流れ任せの内容とは違って、後日調査の入念なところは本当に勉強になります。

    グレースマーヤはJAZZ系のハコに行くことが多いので名前だけよく見かけてただけで、
    実は中身はよく知りません。
    まさかあそこのママさんの娘とは…!
    確かにあれだけ推してるんだから言われば納得ですけどね。

    最後のファミレスでも余り話せずに早上がりでしたが、次回は帰りにも余裕を持てるようにして、
    色々皆さんのブログから見えない部分を見てみたいです。

    さかけんさんも言われてましたが、冬場も走れば温まりますから、寒くなっても是非また集まりましょうね。

  7. makolin のコメント:

    こんばんは

    下りのパンク、文章で見ると尚更怖いですね。
    あのあたりちょっとスピード出しているスポーティーカーが登って行ったので心配でした。
    2車線無いブラインドコーナー下り道は要注意ですね~
    大事無くて良かったです。

    それにしても裏ヤビツ、車でも通った事無かったのですが景色最高でしたね!
    川が見える毎に山が見える毎に停まって写真撮りたかったぐらいです(笑)

  8. さかけん のコメント:

    お疲れ様でした!
    今回、案内役を務めさせて頂きましたが如何だったでしょうか?
    俺的にはかなり反省点満載でしたが…。もっとローペースで写真を撮る時間を設けるべきでした。
    せっかくみんなで行ってるのに結局ばらけてしまいましたし。
    どうしても時間ばかり気にしてしまいました。

    でも、とにかく、楽しかったですね! ソロサイクリングも良いですが、こうやってまとまって走ると同じ道でも楽しさが倍増するような気がします。

    また何処かへ走りに行きましょう!

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